インターネットが普及している中で、パソコンやスマホなどのウイルス感染が報告されるようになっています。では、実際ウイルス感染の被害に遭うとどうなるのでしょうか?
そこで今回は、パソコンやスマホがウイルス感染した場合にどういった被害が起こるのかをご紹介しつつ、ウイルス感染被害を防ぐ方法についても解説していきます。
- 1、感染するとどうなる?ウイルス感染で起こる事例をご紹介!
- 2、ウイルス感染被害を防ぐ方法とは?
- 3、まとめ
1-1、パソコンやスマホを遠隔操作
1-2、DDos攻撃の踏み台にされる
1-3、個人情報を盗む
1-4、盗聴アプリ・位置情報アプリを勝手にインストール
感染するとどうなる?ウイルス感染で起こる事例をご紹介!
ここではパソコンやスマホがウイルス感染するとどうなるのかについて事例をもとに解説していきます。
パソコンやスマホを遠隔操作
引用:NortonBlog
パソコンやスマホがウイルス感染するとパソコンやスマホを遠隔操作されるケースがあります。メールに添付されたデータやサイトなどを経由してウイルス感染させた後、その端末を乗っ取ることがあります。
実際に自分が知らない間に掲示板や企業のホームページなどに書き込みが行われていたり、知らない間にアプリがダウンロードされていたりといった被害が報告されています。
この事例の場合は自分の知らない間に勝手に遠隔操作されるので、被害に遭っていることに気がつかないケースも多くあります。
DDos攻撃の踏み台にされる
引用:NortonBlog
パソコンやスマホがウイルス感染するとDDos攻撃の踏み台にされる可能性があります。DDos攻撃というのは悪意を持った攻撃者がウイルス感染させたパソコン・スマホを乗っ取り、第三者に大量メールやアクセス集中攻撃などを行うことを言います。
乗っ取られたことに気がつかないために、知らない間に犯罪の片棒を担がされている場合があります。セキュリティ対策をしていない場合、被害に遭うのは自分だけだろうと思うかもしれませんが実は知らない間に第三者に迷惑をかけている場合があるということです。
個人情報を盗む
パソコンやスマホがウイルス感染すると個人情報を盗まれる事例があります。メールの添付データやサイト上にウイルスを仕組んでおくことでパソコンやスマホを感染させます。
その後、パソコンやスマホの中に残っているクレジットカード情報や住所などの個人情報を盗みます。場合によっては金銭的被害に遭う可能性があり、対策が必要な事例です。
また、さまざまなサービスを利用するときにはIDやパスワードに記入を要求されますが、そういったIDやパスワードも盗まれる対象となります。
IDやパスワードが盗まれると勝手にログインされて商品を購入されたり、勝手に書き込みをされたりと自分が知らない間に被害に遭うことがあります。特に最近ではアカウントを複数のログインに使用できるサービスもあるので流出してしまうと被害が大きくなる懸念があります。
盗聴アプリ・位置情報アプリを勝手にインストール
先ほどパソコンやスマホが遠隔操作される事例をご紹介しましたが、その延長線上の事例として遠隔操作したうえで盗聴アプリや位置情報アプリを勝手にインストールされる事例があります。
ウイルス感染させたパソコンやスマホを遠隔操作したうえで、勝手に盗聴・位置情報アプリをインストールしておき、その端末の持ち主を監視します。
こういった事例では端末の持ち主の居場所や音声が盗聴されるので、ストーカーなどに悪用されるケースがあり、実際に盗聴などの被害に遭った人もいます。
ウイルス感染被害を防ぐ方法とは?
パソコンやスマホがウイルス感染するとさまざまな被害に遭う可能性があります。では、どうすればウイルス感染被害を防ぐことができるのでしょうか?
まず考えられる対策としてセキュリティソフトの導入があります。セキュリティソフトはウイルスの侵入を防いだり、事前に危険のあるデータやサイトを知らせてくれる機能があります。
ウイルス感染は自分では気がつかない場合がほとんどで実際に実害が発生して初めて気がつきます。そのため、セキュリティソフトを導入して未然にウイルスに感染しないようにするのが一番の対策だと言えます。ちなみに、セキュリティサイトには無料版と有料版があり、それぞれ利用できる機能が異なります。
他の対策としては送り主が分からないメールの添付ファイルはむやみに開かないことです。送り主が分からないメールの添付ファイルにはウイルスが含まれているものがあり、そういったものを開くことでウイルスに感染してしまう恐れがあります。
セキュリティ対策を行うことも大事ですが、ウイルス感染がどういった経路で感染するか理解してウイルス感染の原因を減らすことが大切です。
また、OSを常に最新にアップデートすることもウイルス対策としては効果的です。OSの不具合をつかれてウイルスが侵入することがあるので、常に最新状態にすることでウイルスの侵入を防ぐことができます。
まとめ
ウイルス感染はメールの添付ファイルやサイトなどが原因で発生します。ウイルス感染してしまうと個人情報が流出するなどさまざまな被害が起こる可能性があります。
セキュリティソフトを導入したりむやみに添付ファイルを開かないようにしたりして、ウイルス感染しないようにしましょう。