コンピューターウイルスの種類と脅威!危険度ランキング

コンピューターウイルスの種類と脅威!危険度ランキング

コンピューターウイルスとはパソコンやスマホ、タブレットなどのコンピューターの記憶領域に侵入し、内部の情報を改変してしまう悪意あるプログラムのことを指します。

コンピューターウイルス=コンピューターに風邪を引かせる悪いウイルス」というイメージですね。

言葉自体は誰しも知っていることですが、その危険性については知らない方が多いと思います。そこで、今回はコンピューターウイルスの種類と脅威、感染するとどうなるのかをご紹介しましょう。

1.コンピューターウイルスの種類と脅威

コンピューターウイルスと一括りにしていますが、実はほぼ毎日のように新種が発見されています。正直、すべてを網羅するのは不可能なので、ここでは大きく3つの種類に分けて見ていきましょう。

上書き型ウイルス

パソコンやスマホなどのコンピューターに感染して、内部の情報を上書きする種類のウイルスです。

この種類のコンピューターウイルスはすべての情報(ファイル)ではなく、あくまで一部分だけを上書きします。その為、全体の情報量にはあまり影響せず、発見しずらい種類として要注意です。

ただ、情報が書き換えられることからコンピューターの動作に何らかの影響が出ます。普段からパソコンやスマホに触っている方であれば、感染前後の微妙な変化に気づくこともあるでしょう。

追記型ウイルス

コンピューターに感染したとき、すでにある内部の情報のあとに追記する種類のウイルスです。

情報が追記されるため全体の情報量が大きくなるので、上書き型ウイルスと比べて発見しやすいと言えます。ウイルス対策に特化したセキュリティソフトであればほぼ100%発見できるでしょう。

しかし、元の情報に変化がないためウイルスによってはコンピューターの動作にあまり影響しないものもあります。上書き型ウイルスより違和感を感じづらいこともあるので油断は禁物です。

空白型ウイルス

コンピューター内で動作しているプログラム同士の空白部分に感染する種類のウイルスです。

コンピューターウイルスとしては新しい種類とされ、情報のあとに追記するのではなく完全な空白(情報が何もないところ)に感染することで、元のプログラムにはほぼ影響しません。

コンピューターの動作にほぼ影響しないことから使用中に違和感を感じることはもちろん、セキュリティソフトでさえ発見は困難です。もっとも厄介なウイルスとして知られています。

2.コンピューターウイルスの危険度ランキング

今回、コンピューターウイルスを3つの種類に分類しましたが、実際には数え切れないほどのウイルスが存在しています。この種類の多さこそコンピューターウイルスが脅威とされる大きな理由です。

ただ、すべての説明は不可能なので、「歴史上もっとも悪名高いウイルス10選」をご紹介します。

  1. Code Red…2001年7月に発見されて以降、わずか14時間で36万台弱のコンピューターに感染
  2. Storm Worm…2007年1月〜2008年2月のわずか1年の期間で毎日2億円以上の損害が予想
  3. SQL Slammer…2003年1月25日12時30分に感染が開始されてから10分以内で8万台弱に感染
  4. SasserとNetsky-AC…2004年4月に検出され、Microsoftが製作者に懸賞金をかける事態に
  5. Flashback…2011年9月に発見され、2012年2月に対処されるまでにMacだけで65万台が感染
  6. Agent.btz…2008年〜2009年、米軍のネットワークが感染して極秘データが流出する事態に
  7. LOVELETTER…2000年3月、「I love you」と書かれたウイルスメールが広まり数百万台が感染
  8. Melissa…1999年3月に拡散が開始され、数日で無数のコンピューターが感染して被害額440億円
  9. オメガのタイムボム型ウイルス…1996年7月、時限式ウイルスによりオメガ社のサーバーがダウン
  10. Morris worm…1988年11月、MITから拡散が開始され約6,000台(当時の約10%)が感染

上記で登場した種類のウイルスの詳しい説明は、以下の動画が分かりやすくておすすめです。

3.コンピュータウイルスに感染するとどうなる?

コンピューターウイルスの種類と脅威!危険度ランキング

コンピューターウイルスに種類があるように、感染したときの悪影響にも違いがあります。これもまたウイルスの種類によって異なるので一概には言えませんが、悪影響の種類は大きく分けて3つです。

  • コンピューターに過負荷がかかり動作が重くなったり電源が落ちてしまう
  • コンピューターを保護しているセキュリティソフトの機能が停止してしまう
  • 重要な情報(ファイル)を無意味な文字列や画像に変換してしまう

上記はあくまで感染したときの動きの一例ですが、知っていると違和感にはやく気付けると思います。少しでも「あれ?」と感じたのなら、すぐセキュリティソフトで確認するのがいいでしょう。

コンピューターウイルスが出回り始めた当初、コンピューターは限られた技術者の道具でした。その為、ウイルスもあまり広まりませんでしたし、そもそも腕試しやイタズラ的なものだったのです。

それが現代になるとパソコンやスマホ、タブレットなど誰しも1台はコンピューターを持っています。ターゲットが増えたことでウイルスの種類、とくに利益目的ものが爆発的に増えたので要注意です。

4.まとめ

コンピューターウイルスは毎日新種が発見されるほど様々な種類があり、正直なところすべてを説明するのは不可能です。そこで、今回はウイルスを3つの種類に分類してその特徴をまとめてみました。

  • 上書き型ウイルス
  • 追記型ウイルス
  • 空白型ウイルス

今後、スマホやタブレットがより普及し、さらにキャッシュレス化が進むとされる中でウイルスは今まで以上に悪質化することが予想されます。とくに個人情報を狙ったものが増えるでしょう。

「私は大丈夫」と甘く考えられる時代は終わりました。

もし1台でもコンピューターを所有しているのなら、いつコンピューターウイルスに感染しても不思議ではありません。少なくともセキュリティソフトは導入してウイルスから情報を守ってください。

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